イクメン万歳!父の日は次の日曜日
- 山岡まり
- 2024年6月12日
- 読了時間: 2分
今年の父の日は6月16日(日)です。
母の日は盛大に贈り物をしても、意外に父への感謝の気持ちを伝える機会は少ないかもしれないですね。
初めての父の日は1910年のアメリカ。
ソノラ・スマート・ドットと言う女性の提言で始まりました。彼女の父、ウイリアム・ジャクソン・スマート氏は、北軍の軍人として南北戦争(1861年~1865年)に召集され、父不在の家庭を支えて6人の子ども(男5人、女1人)を育ててくれた母は、父の復員後、過労によってこの世を去ってしまいました。

父は残された子どもたちのために懸命に働き、戦後の大変な時代にもかかわらず、男手ひとつで6人の子を立派に育てあげてくれました。そんな父の姿を見て育った末っ子ドットが、父を称えて「父の日」を提唱し、父の誕生月にあたる6月に「父の日」ができたのだそうです。
今でこそイクメンと言う言葉がありますが、父の日はイクメンへの感謝の日だったんですね!
それでは、日本で父の日が始まったのはいつでしょう。「母の日」が公式に5月の第2日曜日になったのが1947年ですから、「父の日」が広がったのはそれ以降。70年代で、それほど認知されてはいませんでした。
やがて、1981年に社団法人日本メンズファッション協会を母体とした『FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立され、父の日が国民的イベントになっていきました。同委員会では黄色を提唱し、「父の日黄色いリボンキャンペーン」や「ベスト・ファーザー発表・授賞式」などの活動を行っています。
因みに、父の日のメジャーなお花はバラ。「母の日」がカーネーションだったように、これは、ドットが父親の好きだったバラを選び、白いバラを父のお墓に供えたことに由来します。また、父親が健在なら赤いバラ、他界された後は白いバラを贈るという説もあるようです。
日本では、「黄色いバラ」と言われています。
イギリスでは古来、「黄色」は身を守るための色とされ、「愛する人の無事を願うもの」と言うのが由来のよう。

この季節の黄色い花と言えば、バラやヒマワリ、マリーゴールドなどがありますね。カラーみたいなスッとしたお花も男性らしくて良さそうです!

厚生労働省によると、日本の夫が家事・育児に当てられている時間は1日1時間程度で、先進国の中で最低水準となっているんだそうです。今でも、忙しい毎日の中、頑張って育児に参加してくれるパパへ、家族からの感謝を込めてお花を贈るのは悪く無いアイデアでは?社会全体が、男性にも育児ができる時間を作れるようになれば、父の日は、母の日と同じくらい盛り上がる日になりますよね!近い将来、そんな日が来ますように。
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