top of page

身近なパラダイス!目黒自然園。



さて、

お散歩楽しい季節になりましたね!

私の大好きな、目黒の自然教育園。

目黒駅から歩いて10分位のところにあります。

ここは正式には、「国立科学博物館附属自然教育園」と言い、いわゆる整備をされた公園ではなく、自然の推移を観察するための森です。園内から縄文中期(紀元前約2500年)の土器や貝塚が発見されていることから、この時代から、人々が住んでいたと考えられていて、江戸時代になると、増上寺の管理下に入りましたが、寛文4年(1664)には、徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、園内は名残の「おろちの松」などの老木があるのも面白い見所です。

自然の森がどのように推移していくかを研究している森なので、華やかなお花はたくさんありませんが、都会のど真ん中にありながら、街中と思えない山野草などの植物が多く見られることが魅力です。

ちょっとした山に行ったような感覚になる、とても癒される場所なんです。


山野草なんてよくわからないと言う方にもすごくわかりやすく案内がしてあるので、楽しく散策できると思います。今日は私の大好きなこの場所のことをご紹介したいと思います!


入り口は目黒駅から、目黒通りを9分ぐらい歩いたところにあります。庭園美術館の入り口の先に入り口があります。入場料が大学生以上は320円。

年間パスもあります!


入り口を入ると、すぐに管理棟があります。まずはここへ立ち寄るのをお勧めします。管理棟には、園内で今咲いているお花や植物、鳥を展示してあるからです。園内のどこにあるかを示す地図もあるので、入り口にはマップがあるので見ながら歩くのも楽しいと思います。


先週の日曜日に行ってきたので、その時の様子をご紹介します。春の現在はかわいいお花がいっぱい咲いていて、とても楽しい季節です。かわいいお花もあれば、これってお花なの?って思うようなお花もあります。


いわゆるお花屋さんに売っているような花ではなく、自然に咲いている花の姿を見つけるのは楽しいものです。


この日たくさん咲いていて、華やかだったのは、「しゃが」アヤメ科の植物でよくお寺何かに咲いているイメージがありませんか?よく見るととってもきれいなお花です。


コレは「にりんそう」。

小さな白いお花がいっぱい群生します。ほんとに二輪づつ咲くところがとってもかわいいです。


そして、こちらは「いちりんそう」。写真で見ると、「にりんそう」と、とてもよく似ていますが、お花の大きさは一輪草の方が少し大きいです。葉っぱの形も違いますね。


こちらの「エビネ蘭」。よく知られている胡蝶蘭やカトレア等は洋蘭です。実は日本にもたくさんの蘭が自生しています。和蘭、東洋蘭と呼ばれて愛好家がとてもたくさんいます。小さい花を咲かせていますね。



この、ハート型の葉っぱの植物は「らんようあおい」です。「葵の御紋」の葵は、ふたば葵と言う植物で同じウマノスズクサ科の植物ですが、品種は違います。

因みに、「葵の御紋」とは徳川将軍家の家紋「三つ葉葵」「徳川葵」や呼ばれるものです。 これは、徳川家の前身である松平氏が、所領の三河国にある賀茂神社の氏子だったことに由来するそうです。 「葵紋」は京都の賀茂神社の例祭「葵祭」に端を発します。 葵は神聖な植物として例祭で用いられ、神社の紋にもなりました。


そしてとってもとっても可愛かったのがこのお花なんだと思いますか?



これはなんとアケビの花なんです!

アケビは食用になる実が有名で、秋になると手のひら位の紫色の果実が実ります。ほろ苦い大人の味で、利尿や腎臓炎の予防などにも効果があるとされています。


この花も滅多に見ないお花!

初めてここで見かけた時は本当にびっくりしました!山奥にしかないと思っていたからです。このちょっとグロテスクなお花は「むさしあぶみ」。蛇が頭を挙げたような形が独特です。


園内にはあちらこちらに座るようなベンチや、お弁当食べれるようなところもあります。

私は、池の先を右に行ったところにある広場が好きで、そこでコーヒーを飲んだりお弁当食べたりします。日曜日は頭の上に紅葉がとてもきれいでした。

写真では伝わりませんが、園内を歩いていると、たくさんの小鳥のさえずりが聞こえます。倒木しているようなところもあり、本当に野山に来たような感覚が味わえるのです。昔の東京はこんなに自然が豊かだったのかなと思ったりもします。


水辺には、カワセミが見れたり、水鳥もいたり、狸を見かけたこともあります。(笑笑)


木がたくさんあって夏でも、割と涼しい圏内ですので、今からのお天気の良い時に訪れてみてはいかがでしょうか?


bottom of page