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枯れたレイは土になり、そこから、また花が咲く。

古代ポリネシア人が旅をして運んだ、ハイワインレイ

先週ギンコで開催した、ハワイアンレイのワークショップ!!

先生は、今や世界中で活躍の大谷幸生さん。

2年前は、カボチャでランタンを作るワークショップをお願いしたのですが、今回はハワイアンレイのワークショップで2回目となりました。


実は、大谷さんをカボチャのカービングをする人と思い込んでいたんです。

市場でおもちゃカボチャにとってもユニークで可愛いカービングを見つけて、その作者が大谷さんだったんです。それで、カボチャランタンのワークショップをすることになったのです。

その時、「ぼく、今はレイを作っているんです。今度は、レイも作らせてください」と言ってくださいました。

ところが、実は、大谷さんはハワイアンレイの第一人者で、日本全国はもちろん、 海外でも活躍されている時の人!

ものすごいご多忙の中、今回幸運にも、貴重なお時間を頂けることになりました!

私がレイのワークショップをお願いしたかったのは、もちろん大谷さんの作るレイが素晴らしく 美しいと言う事もありますが、大谷さんにレイを作る意味やお話を皆さんと一緒に聞きたかったからなんです。


レイは花を摘んで作るのですが、山には、お花を頂くために山にあいさつをして入ります。20本のお花を摘んだら、その時、その山から20本の花が無くなっているのです。だから、使ったレイは再びその山にお返しに行きます。そこで、レイは枯れて土になり、そこからまた花が咲きます。自然の恵みとサイクルを感じ、神々に感謝するのです。

ハワイは、古代ポリネシア人が長い航海の末たどり着いて定住したのが始まりです。レイはポリネシア人によって持ち込まれ、長い歴史を経てハワイアンレイとなりました。


歴史上の記録で最古のものは、紀元前750年のギリシャのオリーブと月桂樹の葉を使って作られた冠で、実際にはさらに古くからレイを身に付けることが生活の一部になっていたであろうといわれています。そのため、世界の文明には必ず花冠を作る習慣があり、ロシアやヨーロッパでも見ることができます。クリスマスの時にドアに掛けるリースも、花冠を壁にかけた事が始まりでした。


レイは、人と自然とのつながりの歴史の中にあり、古代人は世界各地で森羅万象の神々に畏敬の念を抱いて祈りを捧げました。


そんなお話をレイを紡ぎながら、色々とお話しくださいました。

私もすっかり生徒になって、ワークショップを楽しませて頂きました。


さて、レイ作りの感想は、プロの私でも綺麗に作るのは大変!ただ、ただ練習あるのみ!笑

でも、初めての方も(私も含めて)美しいそれぞれのレイを作る事ができました!

みんな真剣!

そして、それぞれのレイを身につけた笑顔!!!

楽しい楽しいワークショップでした。

ワークショップにお越しになれなかった方も、 是非、大谷さんの 「笑顔の花飾り」 「しあわせの花飾り」を読んでみてください!!

きっと、人と自然と花、そんな素敵なかかわりを感じる事ができると思います!

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